マリー:♀元気で明るい女の子。


アンシー:♀マリーの友達。大人しく見えるけどマリーに負けず行動派。


マニアット:♂魔法学園の先生。変態だぞ。


ニーナ:♀不思議な女の子


ユリア:♀マリー達の先輩。お喋りが大好き



魔法学園 5話


マリー:「はぁ…部屋ではちゃんとお喋りしてくれるし

ちゃんと消灯時間に寝てくれてるけど

学校ではまるっきり相手してくれないし、夜はなんだか魘されてるし……」


アンシー:「心配よねぇ」


マリー:「そう、心配なの!

もうちょっと仲良しになれば色々話してくれたり悩み事とか相談してくれるのかなぁ……」


アンシー:「あと少しって感じはあるのよね」


マリー:「うーーん……」


ニーナ:「それをアタシの前で言うのか?」


マリー:「ちょっとはぁ、私達のこと頼ってくれてもいいのになぁ……」


ニーナ:「こっちをチラチラ見ないで」


アンシー:「ニーナさんの事まだまだ知らない事が多いですから……」


ニーナ:「魘されてるのは……ただ、昔の夢を見てるだけ…

だから、気にしないでくれ」




________



マリー:「ねぇマニッ…変態先生」


マニアット:「ふむ、言い直してまでそう呼びたいのだな。ママでもいいんだぞ」


アンシー:「ついに性別の壁を越えたのね」


マリー:「ニーナって昔になにかあったのかなぁ」


マニアット:「ううむ、人それぞれ事情というものはあるからな

私からはそうとしか言えんよ」


マリー:「気になるよー…」


アンシー:「ニーナさんは留学しているような状態なのですよね?」


マニアット:「ああ」


アンシー:「それなら、今の二年生の方々はなにか知っているかも。

誰かは仲良しな方がいたでしょうしね」


マリー:「アンシーナイス!

それじゃあ早速、先輩達の教室に行ってみようっ」


アンシー:「ええ!」


マニアット:「ふむ、休憩時間にわざわざ教員室に来てまで聞きたかった事はすんだかな?」


マリー:「うんっ」


マニアット:「では、出る時は静かに出るように…と君達に言っても無駄だろうが」


マリー:「ありがとうねー!」





アンシー:「意気込んで二年生の教室まで来たものの

あまり先輩方いないわね……」


マリー:「とりあえず聞いてみようよ」


アンシー:「そうね」


マリー:「先輩、聞きたい事があるんですけどー!」


ユリア:「あらぁ、あなた達は…?」


マリー:「えっとえっと、1年の者でござる!

私はマリーです!」


アンシー:「私はアンシーです」


ユリア:「マリーにアンシーね。

私はユリア。よろしく

それで聞きたいことってなぁに?」


マリー:「あのね、ニーナの事なんだけど…」


ユリア:「ニーナってあのニーナのことぉ?」


マリー:「そう!綺麗な銀髪の……」


ユリア:「まあ、この学園でニーナっていったらあの子よねぇ!

あんな事件があったんだものぉ…

そういえば戻ってきたんだってねぇ?」


マリー:「ユリア先輩ニーナちゃんのこと知ってるの?!」


ユリア:「ええ、よぉく知ってるわ

それにしてもニーナったら愚かよねぇ。あんなに仲の良かったお友達を殺してしまうなんて」


マリー:「え……?」


ユリア:「なにか、トラブルがあったって話よぉ

表では仲良しアピールなんかしちゃって

恨みつらみの末、殺すなんて酷い話よねぇ」



マリー:ニーナちゃんが言ってたのは、この事なの…?



続く